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クリーニング屋の看板犬

我が家から大通りに出て、南に数軒目のクリーニング屋さん。
ある日その前を通りかかると白っぽい柴犬がノソノソ店を出ようと歩いている。結構な歳なのか足取りは、いたってのんびり。しかし、よく見るとヒモが外れている。ひょっとして逃げようとしてるの? 店の前は大通りだし、車に轢かれちゃったりしたら大変!! と悪い想像が頭の中をグルグル。コレはお店の人に教えなきゃと思い、お店の人に声をかけてみた。すると笑顔で「いいんです、いいんです。」というこたえ。「何がいいんだろ、まったく。危ないなー。」と思いつつ、渋々その場は去りました。
そして先日、クリーニングに出す必要がある服が出てきて思いついたのが、そのクリーニング屋さん。あの犬は大丈夫だったんだろうか?ということもあるし。
店に入ると人の姿も犬の姿もない。「すみませ~ん」と声をかけると、人が出てきた。それとほぼ同時にかけられた服がゴソゴソ動いた。ん? と思っていると、服の下からこの間の老犬も出てきた。「おーカワイーな。」と思いながらなでながら用事を済ませて店を出ようとしたら、今度は戸の方へ促すように犬が歩き出した。「これは、エスコートというやつかな?」と思いながら犬について店を出ると、老犬は店を去っていくボクをしばらく見送ってくれた後、また店の中に入って行きました。
どうやらこれがこの犬なりの日々のお仕事だったようです。
by cocoaococ | 2005-06-27 13:46
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